第1回ヘボコンを開催しました。(2020/12/19)

12月19日(土)快晴。
コロナ禍でも明るく楽しく笑い合うことを目指し、「ヘボコン」をメンバー内で実施してみました。

雰囲気もある大日本報徳社の仰徳記念館。

実は、東京霞ヶ関に有栖川宮邸として建てられた日本館の一部が、移築されたもの。

現存する宮家の数少ない貴重な建造物です。

第1回ヘボコンは、歴史ある大会にすべく、そんな歴史のある建物で行いました。

仰徳記念館

ヘボコンとは、技術力の低い人のためのロボット相撲大会です。まともに動かない、できの悪いロボットばかりが集まり、おぼつかない足取りでなんとか戦います。ロボットを作る技術を持たない人でも表彰されるロボットコンテストです。

(参考:ヘボコン https://dailyportalz.jp/hebocon

今回の優勝賞品を八木さんから提供いただきました。ありがとうございます。

そんなわけで、急遽、ヤギCUPに変更となりました。

急遽変更できてしまうあたりがゆるくて素敵です。

参加ロボット全体

参加ロボットの紹介

  • エコベアー
    ⇒操作者が手回しによる発電を行い、それを蓄電した電力で動作。エコですねぇ。攻撃用のアームも付いています。
  • おらっくま
    ⇒リモコンにて強力な攻撃用の突きができる武器も装着。大きな雄叫びを上げることができます。
  • てんてん
    ⇒前日に駆け込みで作成。大きなてんとう虫の筐体とそれを動かすのは、電池とモーター
  • ローリングダブルドラゴン
    ⇒おもちゃ屋でよく見かけるボールを追いかける動物のおもちゃを改造。様々なアタッチメントを付けることで予測不能な多彩な攻撃を繰り出すことができる。
    キャッチコピー「かいてんによるトリッキーなうごきでてきをほんろうするぞ! ドラゴントランスフォームでへんげんじざいのいちげきをくりだそう!!」
  • PDSロボ
    ⇒キットから短時間で作成。プログラミングされた動きが組み込まれているかも。ハイテクペナルティが気になるところ。
  • おすもうやスペシャル
    ⇒市販のキットそのものを活用。どんな動力で動くのかは秘密。(実際は、コントローラーと称した紙袋の中で手回し発電機を回している)

以上6台それぞれ大人の工夫がなされています。

大会ルール

対戦に入る前にヘボコンのルールについて確認します。

ルール解説

ヘボコン 公式ルールブック

何よりも楽しむことが大切です。

次に対戦相手を決めます。

ここはスタンダードにじゃんけん。

参加ロボット全体

手書きでヘボさをアピール。

1回戦(PDSロボ VS おすもうやスペシャル)

対戦開始しましたが、両者が触れ合ってから大きな動きはなく、膠着状態。

仕切り直して再試合。

PDSロボのタイアにおすもうやスペシャルのコードが絡み、タイアが外れる。

これによっておすもうやスペシャルの勝利!

動き自体は、PDSロボが良いのですが、それほど動かない(動けない)おすもうやスペシャルが我慢して勝利したような結果でした。

※申し訳ありません写真を撮るのを忘れてました。(ヘボい)

2回戦(てんてん VS ローリングダブルドラゴン)

てんてんVSローリングドラゴン

動きそうな音を発しながらゆっくり動くてんてんと激しく動きながら移動するローリングダブルドラゴンという構図。

ローリングダブルドラゴンは、手袋のアタッチメントを装着してローリングソバットを繰り出しますが、大きく外れ、激しさのあまり土俵から飛び出してしまいます。

これにより、てんてんの勝利!

素早く動くローリングダブルドラゴンに対し、じっくり相手を見極めたてんてんの頭脳プレイが光りました。

3回戦(エコベアー VS オラックマ)

エコベアー VS オラックマ

エコベアーは、相手をひきずり出す機構、オラックマは、相手を押し出す機構を持ち、攻撃力は抜群。

期待の対戦です。

しかし、結果はあっけないもの。

エコベアーが攻撃を繰り出す前に、オラックマが一気に押し出しました。

これにより、オラックマの勝利!

スピードで畳み掛け、相手に仕事をさせないオラックマの作戦勝ちでした。

準決勝戦(てんてん VS おすもうやスペシャル)

てんてん VS おすもうやスペシャル

大きなてんてんに対し、小さなおすもうやスペシャル。体格差がかなりあります。

前回の対戦を踏まえ、それぞれの動きが良くなりました。

てんてんは前回に比較し、若干のスピードアップ。

おすもうやスペシャルも操作者が温まったこともあり、動きが良くなります。

それでは、対戦。

まっすぐ攻めてくるてんてんに対し、おすもうやスペシャルは、まっすぐぶつかります。

途中、おすもうやスペシャルの操作者の持久力が落ち、止まり気味に。

しかし、てんてんは、構わず前進して攻め込む。

おすもうやスペシャルは、押されながらも耐えようとしている。

そんな中、てんてんが進む方向をおすもうやスペシャルが少しずつ変えていく。

なんと、そのままてんてんは、土俵から飛び出してしまいます。

これによって、おすもうやスペシャルの勝利!

真っ直ぐに進んでいく素直なてんてんに対し、疲れて動きの悪くなったおすもうやスペシャルが避けて勝敗が決まりました。

かなり熱いバトルでした。

おすもうやスペシャルの操作者はヘトヘト・・・。

決勝戦(オラックマ VS おすもうやスペシャル)

オラックマVSおすもうやスペシャル

決勝戦は、前評判も高かったオラックマ。対するおすもうやスペシャルは、誰もが勝てるとは思っていなかったロボット。
おまけにおすもうやスペシャルは、連戦のため、操作者の体力は限界。ロボットを動かせるかという状態。
当然、試合もオラックマが攻撃を繰り出しながらかなり優位に進めます。

誰もがオラックマの圧勝かと思っていました・・・。

しかし・・・。

攻撃を繰り出しながら前進するオラックマに対し、疲れて発電ができず、動けないおすもうやスペシャル。
突進していくオラックマがおすもうやスペシャルに乗り上げ、なっなんと転倒!

転倒

これによって、おすもうやスペシャルの勝利!!

会場から大きなどよめきとともに大笑い。

ヘボコンならではのヘボくても勝てることを証明しました。

コメント

優勝したおすもうやスペシャルの操作者からは、「3回戦全てに勝てるようにコントローラーの袋を3つ用意しておいたのが勝因です。」と訳のわからないコメントで締めくくりました。

優勝経緯

このあたりもヘボいです。

表彰

最後にヘボポイントをみんなの投票により、換算します。
換算の結果、「ローリングダブルドラゴン」がヘボコンの大賞に。

ローリングダブルドラゴン

そして、ヤギCUPのため、八木さんから商品が贈られます。

勝負で優勝したおすもうやスペシャルには何も贈られないというのがヘボいところ。

商品受け取り

おめでとうございます

たくさん笑わせてもらいました。

番外

なお、ヘボコンの状況をZoom+YouTubeLIVEにてリアルタイムで配信を行いながら録画をしておりましたが、インフラが携帯電波だったこと等から、ほとんど笑い声しか残っておりません。

このあたりもヘボかったです。

いろんな発見やヘボさがたくさん見られ、とても楽しいコンテストでした。
いつになるかわかりませんが、次回もきっと開催したいと思います。

定例ミーティングを開催しました。(2020/12/19)

今回の定例会は、大日本報徳社の仰徳記念館をお借りして行いました。
実は、定例会後に「ヘボコン」を予定しており、ここで行うことにしました。
(ヘボコンは別の記事でレポートします)
オンラインとオフラインのハイブリッドですが、良い雰囲気で定例会を進められました。

仰徳記念館での定例会

定例会では、2月または、3月に行う予定のオープンデータデイについてそろそろ考えなきゃということで、点群データを使ってなにかできないか考えましょうということ。
メンバー内での専門領域をもっと知れる機会を作ろうということを投げかけました。

情報共有として、点群データのアイデアソンを行っていること。
県立図書館のアイデアコンペについて紹介があり、CodeforKakegawa内で応募に向け、ワークショップを行ってみましょうという投げかけがありました。
近いうちに日程調整をしてワークショップを行います。

定例会終了後は、「ヘボコン」を行います。
これは、高い技術を使わないロボットによるロボット相撲です。
どれだけヘボいロボットで戦うか楽しみです。
コロナ禍でありながらたくさん笑いたいと思います。
(レポートは後ほど)