今回は、新型コロナウイルスの感染防止のため、オンラインでの開催に切り替えて行いました。
初めての試みでとても不安でしたが、Web会議サービスZoomを利用し、オンライイベントを実施してみました。
運営事務局には6人程度が詰め、参加者は自宅等からオンラインで接続する。
あまり大きくアナウンスできていないにも関わらず、オンラインには最大18人参加してくださいました。ありがとうございました。
当初、掛川市の象徴的な文化財である「掛川城」とその周辺施設を360°画像を撮影し、公開する予定でしたが、このような時期であったため、参加者それぞれができる範囲の場所を行うことにしました。
イベントでは、最初に趣旨説明。
オープンデータにする対象は、掛川城周辺から「まち」に変更になりましたが、
「デジタルアーカイブを気軽にやってみること」「今を資源として残すこと」の思いは同じ。
スマホのGoogleのストリートビューアプリを使って360°撮影・公開することを行います。写真を撮るとアプリ側でつなげるため、とても簡単に作成できます。
(360°撮影するのが若干恥ずかしいですが・・・)
GEG Fujiの吉川さんよりGoogleの成り立ちや目指していること、いま行っていることなどの紹介をいただき、デジタルアーカイブに対してやる気になったところで、みなさんそれぞれ撮影に向かいます。
オンラインにしたおかげで、掛川に来れなかった名古屋や東京在住の方も参加することができ、掛川以外のところも撮影できました。
撮影後、それぞれ戻ってきて撮影場所を共有します。
それぞれ撮影場所には、思いがあるため、写真だけではなく、思いも共有できます。
今まで知らなかった土地のことや状況を知ることができ、「へ〜」「なるほど」が連発します。
33カ所程度撮影・公開し、今を残すことができました。
会場では、掛川城の「掛川城復元調査報告書」のオープンデータ化を目指し、作業をしてくださっていた市役所職員も一緒にいました。
近々、きっと公開されるのでは・・・。
イベント終了後は、オンラインでの飲み会へ。
思い思いの飲み物を用意し、乾杯して飲みましたが・・・。
やはり飲み会はリアルで会って話をした方が良いですよね。
これはこれで検証です。
【今回、デジタルアーカイブとオンラインイベントをやってみてわかったこと】
■オンライン
・オンライン⇒それぞれ活動⇒オンラインで集まって共有という流れで実施したおかげで、オンラインだけでなく共有できる情報が広がりました。
・事務局からは、いつでもオンラインで会話ができるよう繋いだままにし、空いた時間は雑談をしていました。そのおかげでそれほどオンラインで離れている意識はなく、常に一緒にいるような感覚でイベントを進められました。
■ストリートビューによるデジタルアーカイブ
・今を残しておくことで、将来見返すことができ、あの頃の思い出としてタイムスリップできると思います。これらを続け、階層化できると良いと思いました。デジタルで残す意味はあると思います。
・写真を撮影することでその場所の新たな発見も多くありました。また、撮影者が公開することで思いも写真に載せられるように思いました。
・Googleストリートビューアプリでの撮影はとても簡単。スマホさえあればスキルは必要なく、誰でもできます。
初めての取り組みでしたが、思った以上に盛り上がり、学んだことも多かったです。
また、こんな機会を作ってみたいと思います。
その時はぜひ参加してみてください。